静岡県学校図書館担当職員(学校司書)
    
配置調査(2010年調査)

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             各市町村への依頼文

 

  拝啓

暑さ厳しき折、貴教育委員会におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、先日は突然のお電話にて失礼いたしました。この度はアンケート調査への御理解をいただき、誠にありがとうございました。私共、学校図書館を考える会・静岡は1996年より学校図書館の充実、殊に学校司書の配置を願って活動してまいりました。会員は保護者やボランティア、学校や図書館の関係者等で会員数は現在約150名です。

近年、県内市町の御努力により学校司書等の学校図書館担当職員の配置が拡大してきたことに大変感謝しております。発足から15年目を迎えた私共の会におきましてもより一層の応援をしたく、今回のアンケート調査を実施することといたしました。

調査結果につきましては、今年度中に報告書を作成しお届けさせて頂きます。また、県

民の皆さまに公表する予定でございます。

御多忙中のところ誠に恐縮ですが同封の調査票にて御回答いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。

8月31日(火)までにFAXにてお送り頂ければ有り難く存じます。

末筆ながら、貴教育委員会の御発展を心からお祈りいたします。

                               敬具

 

平成22年7月10

 

4210112

           静岡市駿河区東新田2172

学校図書館を考える会・静岡

                        事務局長 佐 藤 英 子

                      学校図書館を考える会・静岡HP

 http://book.geocities.jp/yarazah/

 

        

<付記> 前回調査との比較

 

私達の会では、2003年(平成15年)に県内の学校図書館担当職員について、聞き取り調査を実施しました。

今回までの8年間で、平成の大合併により県下自治体数は21494村の74から、2312町の35へと変化しました。

この時期、学校教育においては2002年の学習指導要領で「生きる力」の育成を理念に掲げ、「総合的な学習の時間」が創設されるなど自ら学び自ら考える教育が重視されました。各地の学校では、調べ学習の提唱と実践が重ねられたと思われます。

子どもの読書活動についての動きとしては、「子どもの読書活動の推進に関する法律」が施行され、「子どもの読書活動に関する基本的な計画」(2002年)が策定されました。これを受けて県下では数年の間に次々と推進計画が立てられました。さらに、2005年には「文字・活字文化振興法」が施行されました。

最初の調査を行った2003年は、学校図書館法「改正」(1998年)による司書教諭の発令が本格的に実施された年度です。その後、上記の子どもの読書活動や自立的な学びへの注目とあいまって、学校図書館や学校司書への関心が徐々に寄せられるようになりました。文部科学省は従来、学校司書を「学校図書館担当事務職員」と呼んできましたが、2008年には同省が設置した学校図書館サポーターズ会議による広報および審議会報告において、初めて公式に「学校司書」の名称が使用され、その重要な役割に言及しました。

以上の状況をふまえ、2回の調査について主な項目を比較しました。

 

 

2003年3月

2010年9月

 

 

備  考

 

 

調査方法

電話による聞きとり

アンケート

 

 

 

 

学校司書配置数

 16/74  7市9町

 21/35  18市3町

 

※合併前の数字で比較

 

 

 

※合併前の数字で比較

53/74  20市32町1村 

未配置⇒配置  39

配置⇒未配置   2

 

 

職員数

273名

401名

 

 

 

全校配置数

全校配置/配置地域総数

13/16  5市8町 

15/21  12市3町

 

 

配置形態                    

分母は配置地域総数

・専任

・専任と複数校兼務

・複数校兼務

 

 

10/16  5市5町

1/16   1町

5/16  2市3町 

 

 

   7/21   6市1町

   1/21   1市

  13/21  11市2町

 

※前回調査からの変化

複数校兼務⇒専任    

専任⇒専任・複数校   

専任・複数校⇒複数校 

 

資格要件有り

有資格配置/配置地域総数

10/16  4市6町

  14/21  12市2町

資格要件有り⇒無し   

 


学校図書館担当職員を配置する自治体が大幅に増加しています。合併のみが理由ではありませんが、既に配置していた地域が未配置の地域と合併したことによって拡大した事例がいくつも見られます。また、子どもの読書活動推進計画の目標に、学校図書館の職員整備を掲げた地域において実際に配置がすすんでいるようです。

配置の広がりによって全校配置をする地域が増加しました。形態は複数校兼務の地域が増加しています。職員の配置を開始あるいは拡大する際に、財政事情から複数校兼務を選択する場合が多いと考えられます。

資格要件を求める地域の割合が若干増えています。前回調査の後で資格要件を削った地域が1ヶ所ありました。

採用時の職名の比較からは、学校司書の位置づけが未だ流動的であることが垣間見えますが、総じて前回調査から今日まで各地で独自の努力が続けられていたことが分かります。前述の社会的状況が、学校図書館の充実および職員の配置拡大の後押しになったことは確かでしょう。それにも増して早くから配置を進めてきた自治体の成果が、県下の牽引車になったことは想像に難くありません。

 

<職名の一覧>

 

 

 数字は自治体数。

 

 

 同じ自治体で待遇や財源の違いにより

 2通りの名称を用いている場合あり。

 2003年と2010年、共に職員の名称は

 11通り。

 

 

 

 

 

職 名

2003

2010

学校司書

4

5

学校図書館司書

4

8

図書館司書

1

2

図書館事務

1

 

学校図書館教育

運営補助員

1

 

学校図書館教育

補助員

1

 

学校図書館補助員

1

1

司書補助員

1

 

司書教諭助手

1

 

司書

 

 

(公立図書館から派遣)

1

1

臨時職員

2

 

学校司書リーダー

 

1

図書司書

 

1

学校図書館

 

 

補助司書

 

1

学校図書館

 

 

補助者

 

1

支援員

 

1

学校図書館

サポーター

 

1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

  学校図書館担当職員(学校司書等)についてのアンケート

実施期間 20107月〜8月 学校図書館を考える会・静岡

 

 下記の項目にご記入のうえ、FAXにて返送いただきますよう、ご協力をお願いいたします。

 ● 期日 8月31日(火)

※なお、司書教諭やボランティアは今回の調査対象には含みません。

 

 

市町名 (             )

1.職名

例)学校司書、学校図書館支援員、読書指導員等

   (             )

 2.身分

   例)正規職員、非常勤職員、パート職員、臨時職員、再任用・再雇用職員(定年退職者)

     PTA雇用、その他

(             )

3.採用時の資格要件

  あり  なし

  ・「あり」の場合について伺います。資格の種類に○をつけてください。複数回答可。

   司書  司書教諭  教諭  司書補  その他(     )

 

4.学校図書館担当職員の配置形態

  例)専任、複数校兼務等

    複数校兼務の場合、「2名で4校を週に2日間ずつ巡回」というようにご記入ください。

(                  )

 

5.貴市町の全小中学校で学校図書館担当職員の配置されている学校数

  例)配置校数/全学校数

● 小学校 (    /    )  

● 中学校 (    /    )

 

 6.学校図書館担当職員の人数

● 小学校 (    )  

● 中学校 (                                        

  補足説明がありましたらご記入ください。

(                  )

7.勤務日数と勤務時間

例)年間250日、1日6時間

(                             )

8.雇用契約

例)1年

(      )

9.雇用止めの有無

   あり  なし

  ・「あり」の場合について伺います。

   最長(    )年まで雇用可能

 

10.教育委員会主催の研修

   あり  なし

  ・「あり」の場合について伺います。

   年間(    )

補足説明がありましたらご記入ください。

(                  )

11.学校図書館担当職員の連絡会

   あり  なし

  ・「あり」の場合について伺います。連絡会の内容を教えてください。

(                  )

 

*以下の項目につきましては、任意のご回答をお願いいたします。

12.学校図書館担当職員の配置を開始した年度および配置の目的、理由など

(                  )

 

13.交通費、有給休暇、報酬、社会保険の内容(年金、医療、雇用など)

  ●交通費 (あり なし)  ●有給休暇(あり なし) ●報酬(      )

  ●社会保険の内容(             )

 

 14.公共図書館から学校図書館への人的支援や連携等がありましたら、ご記入ください。

(                  )

 15.その他

(                  )

ご協力をありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        

お わ り に

 

 今回の調査では、専任・専門・正規・全校配置の観点を重視し、各項目の説明はグラフとともに記しました。

静岡県では、概して小規模の自治体において、職員の配置が困難な状況にあるようです。専任・専門の学校司書を全校配置している地域と未配置地域の落差は、時間と共に大きくなっていきます。学校図書館法で定められた司書教諭が兼務である現状において、国や県の学校司書配置への財政的支援が待たれます。

学校司書配置のある市町では、全校配置・複数校兼務の形態が5割弱を占めていました。県下には、富士市や三島市のように、学校図書館に人のいる良さが関係者に広まることで、複数校兼務から専任・専門の全校配置に発展した例があります。静岡市では、配置13年目にして、専任の全校配置を念頭に置いた予算措置が始まっています。

専任・専門の学校司書を全校配置している自治体は、公共図書館のサービスが充実しているという共通点がみられます。図書館の働きが行政や住民に認められていることが、学校図書館の職員配置に大きく関係していることが分かります。

静岡県の小中学校図書館の職員は、すべて非正規職員でした。雇用止めを実施している自治体は、2市と予想外の結果でした。このうち富士宮市では、平成23年度から雇用止めの中止が決定しています。配置している自治体のほとんどでは、雇用の継続性があり評価できるのではないでしょうか。

学校図書館の連絡会を設置している自治体は、13市町でした。そのうち浜松市や吉田町では、学校図書館支援センターが設置されています。

調査を終えて、学校司書配置の形態や位置づけについての複雑な現状が、鮮明になりました。このことは行政の財政事情のみならず、学校図書館の役割や司書の職務における社会的認識の難しさに関わっているのではないでないでしょうか。私達は今回の結果を広め、今後も県下各地の皆様との情報交流を大切にして、子ども達がいきいきと学び育つ学校図書館像を築けたらと思います。これからも私達の会への御意見や御要望をお寄せくださいますよう、どうかよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        

 

   編集委員   朝倉久美子/天野英理子/石割友子/榊原直子/佐藤英子

杉山美智子/清尚子/塚田薫代/濱野恵子/原田愉季子

藤本緑/宮城久美子/望月記代枝/柳井登志                   

                                     *アイウエオ順*

 

 

静岡県学校図書館担当職員(学校司書)配置調査

2011年3月  第1版第1

 

 

編 集 「静岡県学校図書館担当職員(学校司書)配置調査」編集委員

発 行 学校図書館を考える会・静岡

【事務局】

佐藤 英子