
おもな登場人物(カッコ内は年齢です)
●浅見光彦(33)−フリーのルポライター
●鹿島里美(27)−三州総合開発の取締役で、インテリアコーディネーター
章タイトル
●プロローグ
●第 1章 殉国七士の墓
●第 2章 干潟の転落死
●第 3章 伊良湖岬へ
●第 4章 遺留品発見
●第 5章 遅咲き菊の栽培法
●第 6章 戦友たち
●第 7章 疑惑の群像
●第 8章 不犯証明
●第 9章 断崖の秘密
●第10章 おしゃべりな電話
●エピローグ
感想
私にとって、一番思い入れが強い内田康夫ミステリーと言えば、きっとこの
『三州吉良殺人事件』でしょう。
2001年3月に行われた同名小説のドラマで、ロケ見学に「ホテル竹島」
へ行って当時「浅見光彦」役の榎木孝明さんや「浅見雪江」役の野際陽子さん
始め、俳優やスタッフ、そして大勢のアサミストの方々に囲まれて素晴らしい
時を過ごしました。
原作も確か私が中学3年生の時に読んで、三河は地元なので『三州吉良〜』
の舞台へ回ったりして……学校の選択授業でも三ヶ根山(さんがねさん)に祀
られた殉国七士を取り上げましたし、やはりこの作品の影響を受けています。
今となっては、照れくさいけれどいい思い出です!!(^−^)。
さて、『三州吉良〜』のあらすじは、浅見光彦の母・雪江が長男の陽一郎を
叱るという「異変」から始まった--------。
しかし、陽一郎と浅見は母の国を思う気持ちにやさしく、そして真剣に応え
浅見家きっての「異変」も収まったに見えたが、数日後、浅見は雪江から突然
「母子いっしょに愛知・三州へお供」というご褒美を言い渡された。天敵の母
とのふたりきりの旅行は、次男坊にとっては悪夢で、とても憂鬱だったのだが。
浅見母子は三州へ着き、雪江の願いで三ヶ根山の「殉国七士の墓」へ赴く。
大平洋戦争に敗れたあと、A級戦犯として処刑された七人が祀られているこの
墓で母子は愛国心に溢ちた老人と出会う。だが、翌日その老人の死体が蒲郡の
海岸で発見、浅見母子は警察から疑われてしまい...
けっこうこの作品って扱っているテーマはシリアスですけれど、「社会派」
というほど堅苦しくもなく、浅見母子の漫才には思わず笑いが★(^m^)。
浅見母子の珍道中??って他にも『城崎〜』とかありますが、私個人としては
かなり『三州〜』って好き、本当に浅見母子の魅力、微笑ましさが全開だしv
そうそう、そういえば浅見母子が訪れた三ヶ根山の展望台なのですが、もう
閉鎖されてしまったのです……。この長引く不景気の影響かもしれませんが、
とても悲しかったです。やはり、内田康夫ミステリーに出てくる舞台がひとつ
消えてしまうと...
ただ、「第三章 伊良湖岬へ」の第三節に書かれている、吉良町を出外れる
辺りにあるスローガンは未だにあります。「街の活性化のために開発をするか、
古郷の美しい自然や資源を守るか」というのは、我々人にとって永遠のテーマ
ではないのでしょうか。
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●スペシャル〜『三州吉良殺人事件』ドラマロケレポート
平成13年3月14日に、『三州吉良〜』のドラマロケが蒲郡市の「ホテル
竹島」にて行われました!! もちろん、KIYOMIことワタクシ行っちゃ
いました
私にとって「初めてのイベント」参加、「初めてのロケ見学」で
初めて尽くし。すごく……すごく、ドキドキしていました(←真実★)。
でも、本当に楽しかったです!!……(⌒▽⌒)。
ロケ地の「ホテル竹島」へは予定より早く着きましたけれど、上には上が![]()
他のアサミストのみなさんの方がいっぱい。テンションは高そうでした(爆)。
ホテルのロビーへ入ったら、いきなりホテルマンに「浅見光彦倶楽部の会員
様ですか?」とのようなことを聞かれました。ハイ、そうです
(=^^=ゞ
ロケ隊は、予定の午前10時よりも来るのが遅かったでしたが、撮影の進行
状態で遅れるますからやっぱり。ロケ隊がロビーへ入ってきたら、わんさかと
100人以上の方が集まって、私は会場がパワフルすぎて逆に気持ちが押され
気味で(←本当かい??)で、後ろのほうにいたからヒロイン役の中山忍さん
は見えなかったよう(>_<)。
そのロビーで撮影しますから、私たちロケ見学者は、2階の踊り場で撮影を
見ていました。エキストラで出た人もいて、いいなあ
と(^−^)。
ドラマのほうは、やっぱりうまくシーンが撮れるまで何回も、何十回も同じ
シーン撮って...ドラマは壊れるとイヤだけど、榎木さん、野際さん、蒲郡
署の刑事役の俳優さんたち、製作スタッフの人もすごく一生懸命にがんばって
いましたし、野際さんだけのシーンの時に、榎木さんはみなさんと写真撮影を
応じてくれましたし、撮影スタッフの人もやさしかったと思います。
プロ精神ってものを、感じさせてくれました。「結果」じゃなくて、「過程」
を見ると、、、とても感慨深い気持ちになりました。。。
あと粗品に、フジテレビのロゴの入ったシャープペンもらっちゃいました![]()
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印象に残ったセリフ
●浅見光彦と浅見陽一郎/「プロローグ」より引用
「お母さんくらいの年代の女性が、国家の問題についてきちんとした意見をおっ
しゃる国なんて、世界中にもめったにあるものではないと思うのだよ」
「ほんとうですね、僕も嬉しかったなあ」
●浅見光彦と浅見雪江/「第1章 殉国七士の墓」より引用
「光彦の都合に合わせると言っているのよ。ヒマジンのあなたといえども、曲
がりなりにも人様からお仕事をいただいている身分なのだからして、わたくし
の勝手というわけにもいかないでしょう」
「それは、あの、どういう意味で?……つまりその、どうして僕がそこに出て
くるのでしょうか?」
●老人(鹿島道泰)/「第1章 殉国七士の墓」より引用
「マラソンをやる人間は、自分の好きでやるのだからいいが、走らされる足だ
とか腰だとかは、たまったものじゃないと言いたいのじゃよ。疲れる、マメは
できる、下手すりゃあんた、心臓が止まる危険性もある。だが、それでも足は
人間と一緒になって走る。手も腰も一緒だ。なぜか……それは、足も腕も、勝
利を夢見たからじゃよ」
●浅見光彦と浅見雪江/「第1章 殉国七士の墓」より引用
「殺人事件?……すると、その捜査に僕の智恵を借りたいというのかな? 参
りましたねえ、僕が名探偵であることは、その辺りにまで鳴りひびいているの
でしょうかねえ」
「お黙りなさい!」
●浅見雪江/「第3章 伊良湖岬へ」より引用
「大丈夫ですよ。私だって、娘時代にはお転婆で鳴らしたものなのだから」
●鹿島里美/「エピローグ」より引用
「海岸はいったい誰のものか--------って、いつも言ってました。昔は誰も
が自由に入って、海水浴や砂遊びや釣りや、いろいろ楽しめた白砂青松の海岸
が、いつのまにか岸壁になり、工場ができたりホテルが建ったりして、一般人
を近づけない。そんな勝手がどうして許されるのだ--------って」