二人のそれからの物語(1)


今日はクリスマス。


 浅見家には、光彦と智美ちゃんと雅人君しかいないようです。
すると、「宅配便でーす」と言う声がしました。

 光彦は「旅と歴史」の原稿に追われていたので智美ちゃんと雅人君に
「宅配便受け取ってきて」と頼みました。
 宅配便を受け取った二人は、光彦の部屋に来て、
「叔父ちゃんのガールフレンドからプレゼントが届いてるよ!!」
 と言いました。
「ガールフレンド? 誰から?」
「稲田佐和さんっていう人!!」
 といって、部屋を出て行きました。

(佐和さんからか。懐かしいな・・・。)
 と光彦は思いながら、開けてみると水色のセーターと手紙が
添えられていました。

 手紙には「浅見さん、メリークリスマス!! お元気ですか?
私も祖父も元気です。このセーターは私が編みました。
着てくださいね。それからまた、藤ノ川へ遊びに来てください。
いつまでも待っています。」
 と書いてありました。


 光彦はセーターをそっと抱き、
「佐和さん、必ず君のところへいきます。それまで待っていてください。
僕は君を世界一愛しています」
 と心の中で誓いました。


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