贄門島
著者・内田康夫(出版元・文藝春秋(著者敬称略)


カバー
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●おもな登場人物●章タイトル●感想●印象に残ったセリフ


おもな登場人物(カッコ内は年齢です)
●浅見光彦(33)−フリーのルポライター
●天羽紗枝子(28、9)−会社員


章タイトル
上巻
●プロローグ
●第1章 霊魂のゆくえ
●第2章 豊饒の海
●第3章 神隠し
●第4章 逢魔が崎
●第5章 闇夜の舟歌
●第6章 めぐり逢い
●第7章 里見家文書

下巻
●第 8章 石橋山望郷
●第 9章 わだつみの声
●第10章 海から来た
●第11章 贄送りの秘密
●第12章 狂気の果てに
●第13章 怒れる島
●エピローグ


感想(リアルタイムレビュー)
 いっ、今読みかけです!!

 GWに読む機会を見逃し、お盆休みにこそ全部読もうと思っていた!!
 が、まだ読みかけだとォォォォ!!(`∀´)。

 いや、本当に今年の夏こそ読もうと思っていましたが、予想外に他のことで
忙しくなっちゃって、なかなか読めない!! 今年のお盆休みは、休んでいる
感じがしない……バタバタしています。
 『贄門島』は、発売日からそれほど経たずにプレゼントされ、帯カバーとか
に書かれていることを読んで胸がワクワクしちゃいました!! 春先にところ
どころ(プロローグや第1章など)を読んだら妙に興奮したし!!

 これ、今のところすごく面白いです!! 何がって、全部です

 プロローグからして、読み終わったあと、あの何とも言えぬ神秘さと切なさ
と恐ろしさに酔ってしまって(プロローグに酔ったのは久しぶりだし!!)、
何度も何度も読み返したくらいです。小学3年生の紗枝子の幼く、それでいて
まっすぐ見つめる視点が好きで、「生贄」という幻のような光景、否定したい
夢と美瀬島の人々の様子とか……妖しくも美しくて、おぞましい。

 第1章も、浅見家のお盆の光景(今、読んでいる時期とドンピシャ!!)、
故・父の浅見秀一が亡くなる1年前に出遭った「事故」と、「死神の話」……。
思いっきり物語の中にのめり込んでしまう内容です(^−^)。

 雅人くん、毒舌全開……最近かわいげないです、この坊や(笑)。

 この文章を書いている時点(平成15年8月16日)で、第3章まで消化。
こんなに時間を飛び飛びで読むのは久しぶりですが、続きがめちゃくちゃ気に
なっています、ウズウズー(>_<)。

 
未明に魅了され続け、読みまくってたし!!

 一体、美瀬島(贄門島)の北浜の贄門岩で浅見さんは平子祐馬と会うと約束
したはずなのに、平子が行方不明になって……? やはり、事件には島の人が
関わっていたり……? 紗枝子の恩師・石橋先生の行方も不明だし、留守電に
残されたメッセージも気になるし。増田秘書も殺されて、謎も深まるばかり。

 なるべく、時間が空き次第、読んでは続きをアップしたいと思っています。

 さて、この時点(平成15年8月31日)で、やっとこ第5章まで消化!!
平子さん、亡くなってしまいました。浅見さん、一時期、やはり容疑者に……
まあいつものことで、身元確認の末、容疑が晴れますが(^^ゞ

 平子さんが掴んでいたモノって、何なのか--------? 柿島一道が密漁中
に見た「不気味な光景」。やはり私も「贄送り」かなって思いましたけれど、
もっとスケールの大きなことが絡んでいるかも。

 半年近くも野ざらしにしてしまい、申し訳ないです(汗)。年明けてから、
すっごく久しぶりに小説を読みました(>−<)。この時点(平成16年1月
18日)で、第6章まで消化。あと1章読めば、上巻は終わります。
 紗枝子の様々な疑惑、大半はその後、ホテルニューオオタニで浅見さんと、
紗枝子と星谷実希とのラウンジでの推理が占めるかと。

 とにかく、久しぶりに読んだので「一部、登場人物を忘れる」という困った
状態に陥り、ペラペラと前のほうを読み返したりしました(^^;;;;

●平子さんと増田さんの死が、同じ日、同じ海に放り出され(流され)たこと。
●贄門島に治外法権のような力があることと、何かしらの隠匿。政治的繋がり。


 そして、浅見秀一の「死神の話」と、紗枝子の幼少時の頃の恐ろしい体験。

 ラウンジでの紗枝子、贄門島の人&過去の体験を知っているので、浅見さん
の鋭い推理責めがかわいそうだなとも思ったくらいですー(^^ゞ

 石橋先生の失踪も気になるし、少しずつでもいいから読みたいなと。。。

 それと今日、『十三の冥府』をゲットしました!! いつ読むことになるの
やら(ハラハラ)。

 バンザーイ!! ようやく下巻に突入です!!\(^▽^)/。

 ああ……、一体何ヶ月かかったことやら(浮気が原因で(爆)。

 この時点(平成16年1月25日)で、第8章まで消化しました。昨夜から
未明にかけて上巻の最後から下巻の最初の章を読みましたが、
 「未だに興奮しております!!!!」
 本当はもっと進めたかったのですが(続きが気になっていたし)、よく考え
れば次の日は月曜日だから無理してはいけないなと断念しました。

 上巻の最後は、再びホテルニューオオタニで、浅見さんが紗枝子に幼少時の
頃の恐ろしい体験や石橋先生の失踪事件を聞いたり、警察の方とおなじみ平塚
亭で秘密の捜査会議をして、増田さんの死が大掛かりな「替え玉」が行われて
いたのではないかということが新たに出てきました。

 警察のふたりがこの点を大いに混乱していましたが(長南警部、かっこいい
(笑)、そういうことかーとひとりで納得!! 詳細を書くとネタバレになって
しまうのでやめておきますが(^^ゞ 今後の展開が楽しみー!!

 下巻の始めは神奈川の小田原が舞台、章のクライマックスでは刑事局長の兄・
陽一郎さんとのドキドキする密会(^^;;;;
 小田原では浅見さんと紗枝子が石橋先生のルーツを辿って、小田原の石橋山
へ。そこの地域に祀られた神社と美瀬島の深い関係(歴史的な繋がりも含め)、
地元の老人との話……。私、関東大震災のことはピンと来なくって……、大正
の頃はもちろん知らないし、防災の日でしか認識がなかったのが恥ずかしい。

 震災で生き残った石橋家の少年、当時の頃が鍵になりつつあるます。里見家
の中身がどこに消えたのかも、鍵。

 それと、やっぱり陽一郎さんが事件について語ると、視野が拡がります!!
美瀬島の「不審船」の話で、浅見さんとは違った考え方を示してくれて。

 何やらでっかいスケールの話になってきましたが、続きが気になっています。

 関係ないことですが、浅見さんの大学時代のガールフレンドは小田原の方だ
とか……浅見さんっていつまで経っても純情少年(←少年なのか?)だわあ

 あっ、またブランクが(^^;;;;

 すみません、この空きは私が逆裁にハマっていたことと、今現在体調が思わ
しくないのが原因だったりします(>−<)。。。

 何はともあれ、病床に着きまくるとチカラも出ないから、かなり容態のいい
時に読みました!!(なかなか眠れなかったし)。この時点(平成16年2月
14日(バレンタインの未明に、第9章と第10章の最初の節を消化。

 浅見さんとヒロインの紗枝子が引き続き、石橋先生のルーツを辿るのですが、
数々の謎が勃発(ネタバレになるので詳しくは書きませんが)、そして美瀬島
へ渡ったらもう展開が面白いことなんの!!(ワクワク)。

 ちょっとちょっと、紗枝子さぁん(///^w^///;;;;
 浅見さんをむさぼるように……、あわわ、頭がクラクラしちゃった!!

 島へ帰ってからの紗枝子、浅見さんにすごくモーションをかけていて、何か
「どうしたの?」と浅見さんと同じくドキドキ、戸惑っています。情緒不安定
とも受け取れるけれど……、やっぱり一緒に居て支えてほしいのかなあ。
 まあ、それは置いといて(赤面)、何かとウワサの正叔父も出てきたし、島
の人々の行動、夜の贄門岩の秘事といった------と、この事件の輪郭が少し
ずつ見えてきたような気がします。

 すみません、すみません(いきなり平謝り(爆)。

 本当にこの頃、本を読む時間が限られてきて……、うちの会社、土曜と祝日
がもろに仕事なので、唯一の休暇である日曜日に読書のための時間を取るのが
とても難しいのです(−−;;;; 1日でやれることは限られているから。

 浅見モードに入れない--------もっと、心にも時間にもゆとりが欲しいな。

 それでも、この時点(平成16年3月28日)に第10章を消化。前は途中
まで読みましたが、その続き。
 主に内容は浅見さんの探偵。美瀬島の朝の水揚げ風景、村役場でようやく、
殺された増田秘書が仕えていた廣部代議士が現われ、浅見さんとの攻防が!!

 私いわく、「役者は揃った」!!(大笑い)。

 今、天栄丸にいます。今度は浅見光彦vs天羽助太郎ですが、平子さんが昼、
見てしまったものって何だろう?--------と今後の展開が気になります

 ようやく読破したー!! 長かったー!!

 何と、この本を買ってから1年ちょい経過して、読了という珍記録を作って
しまいましたが……やっぱり面白いって!!!!(^−^)。
 体調不良でベッドに伏せながらも、この時点(平成16年4月9日)にエピ
ローグまで消化です!! やったー!!\(^▽^)/

 しっ、しかも勢いあまって『化生の海』も読みまくっています!! こちら
はもう、新聞連載時にけっこう読んだし、なじみもあってか既に半分近くまで
行きました。がんばって、久しぶりに楽しみながら読んでいます

 感想は、クライマックス部分ですから多くは語れません(^^;;;;
 北朝鮮と政治家の関係とか、変にタイムリーだったこともあったし。

 でも、「あの人」がまさかあんなところにいたとは思いもしなかったし……、
そりゃ紗枝子もビックリするってば!! 「あの人」のその時の様子が、様子
でしたから、私だって強いショックも受けましたし、その後の浅見さんとお母
さんの介抱のシーンに、ドキッってしちゃいました。

 浅見さん、ふしだら……奥手の割に意外とふしだら^^;;;;
 もっと純粋に介抱してやれ、ウブすぎて意識しすぎだー!!

 あと、平子や増田秘書も裏の顔があったし、人には誰しも暗部があるのだな
と思った。浅見さん、それこそ性善説の人だから、美瀬島の人の、正義とか悪
とかそういうのは別にして、あの必死の思いは考えさせられます。

 嵐の夜、そして夜明け。愛すべき人、愛すべき国、憎むべき人を道連れにし、
でも守らなければならないものは守って……人にせよ、国にせよ、その点は、
「永遠の命題」みたいのを作中で綴っていて、本当に壮大!!

 「贄送り」、それは別れでもあり、新たなる生活の一歩でもありました。


印象に残ったセリフ
●浅見雪江と浅見雅人/「第1章 霊魂のゆくえ」より引用
「そうね。DNAっていいましたっけね。むかしは遺伝子といってたけれど。
 雅人にもお祖父様と同じ遺伝子があるのね。考えてみると、お迎え火を
 しなくても、光彦や智美や雅人の中に、お祖父様はずうっと生きてらっしゃる
 わけだわねえ」
「そうかあ、僕のDNAは叔父さんと同じなのかあ」


●天羽紗枝子と天羽ハル/「第3章 神隠し」より引用
「ばあちゃん、痩せたね」
「ああ、おらも長えことはねえ」
「そんなこと言わないでよ。もっともっと長生きしてよ。ばあちゃんが
 いなくなったら、この家がこの家らしくなくなっちゃう」
「そげなことねえだよ。そうだとしても、家も世の中も人も、
 どんどん変わっていくのがいいんだ。紗枝だって、すっかり人が変わって
 しまったでねえかね」
「それは言葉のせい?」
「言葉も変わったし様子も代わったけんが、そればっかしではねえ。
 紗枝はもともと、この家や島に縛られてはいねえ子だったよ。余所ん家(ち)
 の子を見たらいい。いちどは島を出て行ったとしても、やがて帰ってくるっぺ。
 だっけんが紗枝は違う。紗枝が東京さ出てゆくって言った時、おらは反対は
 しねかったんだよ」


●浅見光彦/「第6章 めぐい逢い」より引用
「美瀬島はある意味では理想郷だと思いました。余所者に荒らされるのを
 警戒して、釣り客はもちろん、観光客も歓迎しないけれど、だからといって、
 決して閉鎖的ではない。あなたのように独立して外部に生活の場を求める
 人の自由を束縛したりはしない。助太郎さんが言ったことでもっとも
 印象的だったのは、『どこかの国のように、ひたすら戒律を守り神に仕えて
 生きるのでは、ただ種を保存するために生きていたようなものだ』という
 言葉でした」


「僕もなるほどなあと思いました。人間の尊厳を大切にしながら治安と秩序を
 守り、豊かな生活環境を維持してゆく、これはたいへんなことですよ」


●浅見光彦と浅見陽一郎/「第8章 石橋山望郷」より引用
「個人の犯罪に対しては異常に厳しかったりするくせに、組織犯罪を対象とする
 治安に関しての警察や政治の軟弱な姿勢やことなかれ主義、先送り体質には、
 僕も呆れるばかりです。中略

「私もそう思うよ。中略。信教の自由を侵害することを懸念したのかも
 しれないが、自ら火中の栗を拾わない無責任さと、問題を先送りにする
 悪しき体質を象徴しているね」


●浅見光彦/「第9章 わだつみの声」より引用
「いや、内房だけではなく、外房の海岸だってけっこう汚れてましたよ。
 きれいなのは美瀬島ぐらいなものじゃないのかな。戦後の日本はひたすら
 利便性ばかりを追求して、大切なものを破壊しつづけてきたんです。
 美瀬島の素晴らしさは、そういう社会の風潮に背を向けた成果といえますね」


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