気        功 石井登 
◆『宇宙とつながる気功レッスン』メグミ・M・マイルズ(地湧社2003年)
◆『野口整体・病むことは力』金井省蒼(春秋社、2004年)
◆『健康生活の原理・活元運動のすすめ』 野口晴哉 (全生社、1976年)
◆『帯津良一が語るガンと気功と代替療法』帯津良一、 (スリーエーネットワーク、2002年)
◆『風邪の効用』 野口晴哉 (筑摩書房、2003年)
◆『魂が癒されるとき』 帯津良一、津村喬 (創元社、1996年)

◆『整体入門』 野口晴哉 (ちくま文庫、2002年)

『「見えないもの」を科学する』 佐々木茂美 (サンマーク出版) 1998年 
『「気と経絡」癒しの指圧法』 遠藤喨及 (講談社+α新書) 2000年

『快脳気功』 津村喬 (サンマーク出版) 1998年

臨死体験研究読本 by BK1


◆『宇宙とつながる気功レッスン』メグミ・M・マイルズ(地湧社2003年)

著者紹介によると、24歳の時に中国へ渡り気功を学び始め、その後、世界各地の音楽や舞踏など伝統文化に接しながら独自と気功体験を深めたとある。カナダに在住する人だ。中国で三人の先生について気功を学んだ頃の体験や、その後、個性豊かな一人弟子「ちゃーちん」の素朴・率直な質問に苦労して答えながら、気功を教えたり、治療したりする姿が、とても分かりやすく愉快な文章で書かれている。速読で必要なところだけ読もうとするのだが、ついつい普通に続けて読んでしまう。

体験は、具体的に正直に書かれているようで、とても参考になるし、自分も気功を再開しようと、刺激になった。中国で相性の合わない先生の元を去る話、見込んでくれた先生との交流、自発功の展開、樹木との気の交流の話その他、様々な気の体感を上から教えるという形ではなく、自分が歩んできたプロセスとして書いているから親近感がもてる。また、師匠を選ぶときの人間を見る目などにこの人の人柄が出ており、書いていることは信頼できるなと感じる。気功を知らない人のための入門書としてもおすすめだ。

私自身、樹木との気の交流もしたし、自発功もやっていたので、これらの部分はとくに興味深く読んだ。もちろん私よりもずっと深い体験だが、たいへん刺激になり、私も再開したくなった。 また、気功と精神的な体験、成長、覚醒との関係も体験的に語られており、両者の深い関係を充分に感じさせるものだった。このあたりの体験の記述にも、かなり刺激された。


◆『野口整体 病むことは力』金井省蒼(春秋社、2004年)

野口整体へのたいへん分かりやすい入門書になっている。著者は、野口整体の道場を開 いて30年、おそらく野口整体の正統を引き継ぐ数少ない指導者の一人だろう。その豊 富な指導体験に基づき、何人かの体験者の体験談を柱にしながら、野口整体の中心とな る活元運動や愉気の何たるかを語っていく。長年の指導経験からにじみ出るような言葉である。

野口整体では、ただ故障を探し出し、そこを治せばよいという考えかたをとらない。生理的な故障、異常が起こるのは、その背後に自由、性、成長、自発性、要求の抑圧があ り、その反動であることが多い。そういう抑圧や不満が体の病気として返ってくる。体 に起こることに偶然はない。病気になるのも、事故を起こすのも、生き生きと輝くのも、 かならずわけがある。そういう自分を客観的に観ることができるようになると、生き方が変わる。

著者の金井氏は、野口整体のとくにこういう部分、「心療的な整体指導」という側面を温めてきたという。おそらくこれは、野口整体の正統であろう。体の故障と心理的な問題を一体のものとして捉える視点は、プロセス指向心理学の創始者、ミンデルの考え方 に深く共通する。ミンデルは、「病気や身体症状などのマイナスと把握されやすいものに隠されたメッセージ・知恵を信頼し、それを自覚的に生きることによって全体性が回復される」という。そういえば、野口晴哉の評伝『野生の哲学』を書いた永沢哲も、ミ ンデルの『紛争の心理学』で、長く熱のこもった序文(素晴らしいミンデル賛歌)書い ていた。野口整体は、気と体(体癖)についての理解が深いが、プロセス指向心理学は、 心理療法的なアプローチの確たる方法をもち、またドリームボディという概念に代表さ れるような世界観としての自己表現に優れている。

野口晴哉は、病気とは「要求」であるという。病気になりたい要求。自分の体を壊してでもかなえたい要求があるときに、人は病気になる。活元運動や愉気には、そういう押 さえつけられた要求を解放する働きがあるようだ。自分に対面する。知らなかった自分 が見えてくる。体が素直になることで、感情的な解放も起こる。 この本では、活元運動や愉気によって、体のゆがみがとれたり、ゆるんだりするプロセスと、それと一体となって心理的なトラウマが解消されていく事例が多く語られている。 体・心・気が一体のものとして、体のゆるみが、心の開放、気の充実につながっていく 様子がよく分かる。心理的成長と気という私の関心の二つの方向が、ここでは一体のも のとして語られ、統一的な方法論として確立されている。

たとえばある女性は、自分自身が感情的にいやなことは一切向き合ってこなかった。野口整体に取り組むなかで、そういう自分の奥深い「あり方」に気づき、今までの価値観 が一度壊れるという精神的な危機に直面した。そういう経過ののち、ある日彼女は、 「体も心もゆるゆるにゆるんで、ただいるだけで心地良い」という状態を体験する。そ れは、究極の「整体」状態、体の整った状態であり、そうなるとまるで「お風呂に入りっ ぱなし」のように、自分の存在そのものが楽しくなるのだという。

野口整体の指導は、本当に蘇生するためにこそ、古い価値観を打破することを重視する。 人を「不整体」にしている観念を捨てる。心と体の、不必要な「こり」をなくしていく。 そうすることで元からある気、「元気」が発揮される。 病気が心の状態に関係すると主張するだけでなく、体の歪みやしこりを取り除くことで、体だけでなく心もゆるむ、心がゆるむことで体がゆるむ。以上のことが、活元や愉気と いう独自の方法、体癖論や骨格の歪みについての具体的な理論によって支えられているのである。


◆『健康生活の原理・活元運動のすすめ』 野口晴哉 (全生社、1976年)

  講演の記録なので野口晴哉の本のなかでは分かりやすい。その基本的な考え方を 知るための入門書である。この本では、大きく二つの視点から語られている。

  まずは病気の意味についてである。 「病気をする人は、病気をしないといけない状態になっている。そして病気をして 経過すると、今までの疲れが抜ける。眠っている力が出てくる。ひょっとしたら病 気はそういう居眠りしている力を喚び起こすためになるのではないだろうか。」

   この考え方は、『風邪の効用』でも強調され、野口整体にとって基本であり、また活元運動についての考え方とも重なる。活元運動とは、人間に本来備わっている自然治癒力によって体がバランスを取り戻そうとする運動だ。思わずクシャミをした り、アクビをしたり、無意識に痛いところに手を当てたりするように、体がひとりでに動くのも一種の活元運動だ。病気もまた、活元運動と同じように体のバランス と取り戻そうとする反応と捉えられる。しかし、訓練を重ねていると、徐々に体が 敏感となり、体が必要を感じた時に、バランスを取り戻すために最も適した運動が 出やすくなるという。人間に備わる自然のリズムに添って動く活元運動が活発になれば、それによって自然に健康が保たれるようになる。

   もうひとつ野口整体の基調になるのは、「外から気を伝えるというのではなく、 気と気が感応して、相手の中に元気が沸き起こる」という「感応」の考え方だ。愉 気(ゆき)法とは、「人間の気が感応し合うということを利用して、お互いの体の動きを活発にする方法」であるという。愉気して呼びかけると、呼び出されたままに感応して動き出してくる。気は、体の中の勢いを誘導する。とくに体調が崩れたひとは、早く快復しようとする動きが起こる。弱い人は丈夫になろうとする要求が動きだす。

   活元運動の誘導も、人間が気に感応するという働きを使って成立する。なぜ動き出すのか分からなくとも、また動かそうという格別の工夫をしなくとも、ひとりで に自然にしたがって体が動きだしてくる。そういう動きで体を整え、丈夫を保つの が活元運動なのである。本書では、活元運動を誘導するための具体的な訓練法にも触れられている。

   野口整体はもっと見直され評価されるべきだと思う。今後、関係の本が出版される予定もあるそうなので、そのつど書評で取り上げたい。  なお、本書は一般の書店では入手しにくいようだが、全生社の以下のサイトで入 手できる。

     http://www.zensei.co.jp/haruchikabookpage/bookj.htm


◆『帯津良一が語るガンと気功と代替療法―動きはじめた「人間まるごとの医療」 』帯津良一、 (スリーエーネットワーク、2002年)

 ガンの治療に気功その他の代替療法を取り入れ、この分野の第一線で活躍する人 の講演だけに、この世界での最先端での動向が生き生きと伝わり、すこぶる興味深 い。講演集ということでそれほど期待せずに読み始めたのだが、予想を裏切る内容 だった。

 文字面を追うだけでも話術のうまさ、講演の雰囲気、帯津氏の人柄が伝わる。さ らに霊性に根ざしたホリスティック医学の方向が、氏独特の語り口によって示唆さ れ、気功や代替療法への氏の姿勢、哲学、志の高さに学ぶところが多かった。

 「日本の代替療法の関係者は、まだコマーシャリズムっていうか『売らんかな』 主義が強くて、自分が世界の代替療法の大きな流れの一翼を担っている、そして、 将来の統合医学へ向かっていくという気概ですね、こういうのが全くないところが 多いような気がするんです」と手厳しいが、逆に帯津氏の言葉には、「人間まるご との医療」(ホリスティックな医療)を取り戻そうとする気概が溢れる。

 代替療法は、結局は治療法であって、視点は病に限定されがちだ。しかし、ホリ スティック医学は、病だけの問題ではなく、生老病死を貫くものであり、スピリチ ュアルな視点や死後の世界のことも含めた医学でなければならない。これからの医療者は特に死と死後の世界のことをしっかりと見据えていく必要がある。代替医療 も、人間まるごとのホリスティックな医療へという大きな流れのなかで、スピリチ ャリティや死後の問題を包み込んだ医療となっていかなければならない。そんな主 張が、本の底流に脈打っている。

 帯津氏のがん治療の現場での活躍や、日本の医療の中心にいる様々な人物との交流などを通して見えてくるのは、日本にもそういう時代のうねりが確実に広がりつ つあるということだ。10年前には気功そのものがいかがわしい目で見られていたが、今は大きく変化している。そして気功は、まさに病の治療にかかわるだけでは なく、人間のスピリチュアルな気づきや生き方に深くかかわっている。 医療の現場で「人間まるごと」が回復されていくこと、医療や病気への各人の意 識や姿勢が変ることが、社会全体にとって持つ意味は大きい。

  私自身、ホームペー ジ『日本の気功家たち』などを通して、気功の世界に多少ともかかわっている。代替療法が、スピリチャリティや死後の世界を包み込んだ人間の生老病死の全体にかかわるホリスティック医学へと統合されていくというこの本のヴィジョン、帯津氏の思い描くホリスティック医学のあり方に強い共感を覚えた。 (読 0308)


■『風邪の効用』 野口晴哉 (筑摩書房、2003年)

 同著者の『整体入門』とならんで文庫本で読めるようになった のがうれしい。これをきっかけに野口整体が再評価されることを祈る。  

  一読して従来の風邪についての通りいっぺんの考え方が吹き飛ぶような思いがす る。風邪は、からだのゆがみや不自然な疲労を癒し生体のバランスを取り戻すため に必要な大切なプロセスだとする主張は、眼を開かれる思いだ。著者は、「風邪を 引くとたいてい体が整う」、「風邪は病気というよりも、風邪自体が治療行為だ」 とさえ言う。体を酷使してある部分が「偏り疲労」の潜在状態になって弾力性を失 うから風邪を引く、そして風邪を引いたあと回復する。

  癌になったり脳溢血になったりする人は、得てして風邪も引かない場合が多いそ うだ。風邪を引かないのは、むしろ体の調整作用や柔軟性が失われた結果であるか ら注意せよと言われてハッとする人も多いだろう。実は私もその一人であったが。

   風邪を安易に治してしまうのではなく、完全に経過させて生体の柔軟性を取り戻 す方法が、独特の「体癖」論によって論じられる。風邪の講話の記録なので読みや すい。


■『魂が癒されるとき』 帯津良一、津村喬 (創元社、1996年)

  だいぶ前に出版された本だが、気功関係の本のなかで読み残していた。このメルマガで気 功関係の本を取り上げたいと考えたとき、著者としては津村氏の本をと思った。Amazonで調 べて見ると、取り上げたい彼の本(『気功への道』(創元社)や『気功宇宙』(アニマ2001) に比べると入手しやすそうで、帯津氏の実践や考えにもふれられるのでこの本を取り上げる ことにした。  

  津村氏の書いたものは前から好きであったが、この対談も期待を裏切らなかった。帯津氏 の他の対談などはいくつか読んでいるが、西洋医学と気功、東洋医学、心理療法等を結合し たガン治療の、帯津三敬病院での具体的実践をまとまった形で読めて、興味深かった。

  津村氏は、日本に気功を紹介し広めた草分け的存在であり、その文章にはつねに広い視野 と見識、おおらかな温かさが感じられる。帯津氏もガン治療の現場に気功を導入して大きな 成果を上げる、日本の気功界の代表的な人物だ。その二人の対談が面白くないはずがない。  

  津村氏が日本に気功を紹介する過程での、帯津氏がガン治療の現場に気功を導入するうえ での、それぞれのいきさつや苦労が興味深く語られる。中国気功界の問題点や中国気功界に 日本の岡田虎二郎、藤田霊斎、霊子術などが与えた大きな影響など興味深い話題もある。  

  二人とも外気治療に対し一定の評価をしつつも、金銭をとっての外気治療にはかなり批判 的である。あくまでも自己鍛錬が中心で、気功師はそれを援助するのがいいという考え方の ようだ。日常生活の中で気功をどう生かすかを大切にしている。  

  本書に一貫して流れているのは、人を癒す、癒されるということを狭くとらえず、武術気 功、芸術気功、教育気功、環境気功など気功全体とのつながりのなかで治療文化を理解する と言うことだろう。さまざまなジャンルを含む気功を、自己調和、生命場の調和を深めてい くプロセスとしてとらえ、そうした意味での自己成長の流れのなかで治療や癒しを理解する、 あるいは宇宙との一体感というような「さとり」をも理解するということだろう。  

  この対談は、いま読んでも新鮮で、逆に気功ブームが去って久しい今だからこそ学ぶとこ ろが多いと思った。

☆気功全体へのもう少し入門的な良書としては、津村喬『気功への道』(創元社、1990)を 挙げたい。気功の定義から始まり、伝統気功と現代気功の歴史の簡潔な紹介、気功法の紹  介の紹介と、密度の濃い内容となっている。Amazonなどでも入手可能のようだ。 (読 0208)


■『整体入門』 野口晴哉 (ちくま文庫、2002年)

 本書は、1967年に一度出版されたが、長いこと絶版になっていたが、ようやく本年6月に 文庫本化されたもの。

 体の自発的な運動を誘導して体の偏りを正すという「活元運動」、体の本能的な力を使っ た「愉気法」など、知人にその体験を聞いたり、本で触れているのを読んだりしたことはあ るが、野口晴哉の本を直接読むのははじめてだ。

 関心はあった。私のサイトの「覚醒・至高体験事例集」や「臨死体験事例集」に収録して いる渡邊満喜子氏も「活元運動」の体験が大きな転機となっていた。  私がほそぼそと行なってきた自発動気功は「活元運動」に共通するものだとは思っていた ので、いつかやってみたいと思っていた。

 読んでますます興味が湧いた。一人で行なう活元運動も面白いが、二人で組んでやる活元 運動はなお面白い。気の交感作用によって一人でやるのとは全く違った力が働き出すという。

 活元運動を行なっていると、体に徐々に変化が現れてくる。体が敏感になって、体の健康 を保とうという働きが高まるのだが、その「反応」に三段階があるという。これも興味深 かった。
 第一段階は、眠くなったり、だるくなったりする弛緩反応。体がゆるんで、妙に疲れたよ うな感じだが心地よいなど。
 第二段階は、熱が出たり、下痢をしたり、体中が汗ばんだり、痛みが起こったりする過敏 反応。体の皮膚の下を水が流れるような感じを伴うという。急性病にも似る過激な変化が起 こってきたりする。
 そして第三段階は、体の老廃物や毒素が体外に排泄される排泄反応。汗、尿、皮膚病等さ まざまな形で排泄されるらしい。排泄が行なわれるたびに体は快くなるという。

 こうして体の偏りや歪みが正され、浄化され、自然治癒力を回復していくらしい。  このほか野口整体独特の体癖論や、それに基づいた体癖修正方法が具体的に記されている。 (読 0208)


◆『「見えないもの」を科学する』 佐々木茂美 (サンマーク出版) 1998年 /気功

 私は、本サイトの掲載している『気・「もの」から「こころ」へ』を書くにあたっては、佐々木茂美氏の気についての考え方にいちばん強く影響を受ているといってよい。だから、あの気の論文を書き上げた時、佐々木氏に送って読んでいただき、それなりの評価をいただいた。 そして佐々木氏の主催する「サイ実測研究会」の会員となり、その会合で佐々木氏のお話を何度も伺ってきた。上述の論文も初出は「サイ実測研」の機関誌である。

 気功師が気を入ることによって水の電気伝導率が上がる実験は、上の論文でも紹介したが、この本では、手のふれられない状況においた金属が意念によって変化することを科学的に計測した結果も紹介されている。科学的に厳密にコントロールされた状況下で、近代科学の枠組みでは説明出来ない結果が確認されているのだ。こうした実験の意味が正当に評価されるのはいつになるのだろうか。

 ところで気功師や超能力者が何らかの現象を起こしているとき、皮膚がいちばん反応しており、10ヘルツくらいで規則性のないランダムパルス状に振動しているという。皮膚は、マイクロバイブレーションといってつねに小さく振動しているが、気功師が現象を起こしているときの皮膚振動は10ヘルツ前後と、ふつうより低い周波数なのだそうだ。さらに、そんな状態の時の気功師の脳波は10〜11ヘルツのミッドアルファ波だ。つまり、脳波の周波数と皮膚の周波数がほぼ同じなのである。

  私の場合、脳にちょっと注意するとまずキーンという高い感じのバイブレーションが聞こえる。これは脳が活発に活動中のベータ波のバイブレーションかもしれない。そして、それにダブるようにやがて聞こえてくる低音のバイブレーションは、アルファ波のものかも知れない(もちろん20ヘルツ以下の低周波なので通常は聞こえないはずなのだが)。 そして瞑想中にはよく脳内バイブレーションと手や丹田の気が響き合うのを感じるが、、これは脳波バイブレーションが手や丹田の皮膚バイブレーションと10ヘルツ前後で共鳴するのかも知れない。もちろん断定はできないが、私の中で実感される現象をきれいに説明できる考え方であるのは確かだ。 (読了:0102)


『「気と経絡」癒しの指圧法』 遠藤喨及 (講談社+α新書) 2000年

 気について長年の治療と研究に基づく驚くべき発見と真の独創性に満ちた本だ。気に特別の関心がない人にも読むことをお勧めする。
 遠藤は、ある日患者の経絡がイメージとして見てとれるようになり、それを境に気についての様々な発見をしていく。それが治療効果という事実に裏付けされているだけに、気という奥深い世界にまったく新しい視野を開いてくれたような気がする。
 経絡も経穴も絶対固定的なものなど存在しない。時代とともにあるいはひとり一人の中でも、つねに変化し、流動している。
 経穴が変化することは、故中川雅仁氏も実践に基づいて主張していたし、私も自分の労宮が変化することで確認していた。
 また遠藤氏は、中国古典にない新しい経絡も多数治療中に発見している。中国古典の経絡経穴図を千年一日のごとく信じることが変化流動する気の世界の現実をいかに見失わせるか。
 気の真実がどこにあるかを知ろうと思うなら必読の本だ。 0009


◆『快脳気功』 津村喬 (サンマーク出版) 1998年

 気軽に読める本だが、味わいは深い。著者が20年以上も気功とつきあい、日本に気功を紹介してきた体験と思いが背後に広がっているのが感じられる。とくに脳と気功の関係に焦点をあてながら、現代日本の心身状況のなかで気功が果たしうる役割を、広い視野のなかで語っている。私は、氏の文章が大好きである。気を語りながら、たとえば地球環境との関係の中でそれを捉えていこうとする視野の広さ。文章に滲み出る知性と見識と大らかな温かさ。0008

 

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