
90年代初期からでしょうか。今まで顧みられる事がなかったB級の貸本マンガ・怪奇マンガが再評価され始めたのは。
其処には、マンガというメディアが発達、洗練されていくうちに切り捨てられてきた、黎明期ならではの“何でもアリ”というエンターテイメント性があり、大衆文化がいっぱい詰まった、その時代の風景が見えてくる様な新たな発見がありました。
しかしながら、一時期ブームを巻き起こした(局地的にですけど)怪奇・スリラーマンガなどは街の古本屋さんで発見するのは困難で、専門店で見かけても購入するには相当な出費が必要であり、多数の人が“興味はあるけど読めない”という状況が続くうちに興味が薄れ、そして離れていき、小さなブームは静かに消え去ってしていきました。
かく言う僕も、そのブームに踊らされた一人。もともとマンガはほとんど読まなかったのですが、初めてそれに触れた時、「こんな世界があったのか!」と。
そして現在、既に忘れ去れ始めているB級貸本・怪奇マンガたち。今後、継続的に情報発信されなければ完全にマニアだけのものになってしまう、という危機感にも似た想いを抱き、このページを作成するに至りました。文章も稚拙ですし、かなり独断かつ偏見に基づいていますのでお役に立つかは疑問なのですが、その辺りを考慮しつつご高覧頂ければと思います。有名作品・作家のもの以外、今まで取り上げられていなかったマンガも紹介していくつもりですので、末永くお付き合い頂ければ幸甚です。
夕 闇 漫 画 館
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(注)貸本マンガとは?
街の新刊書店には流通されず、貸本屋専門に卸されたマンガの事。
貸本屋さんが隆盛を誇ったのは昭和30年代、日本が豊かではなかった頃。本は相対的に高価で気軽に購入出来るものなく、庶民にとって本は“借りるもの”でした。貸本マンガの読者の中心は工場などで働く若者で、いわゆるブルーカラー層だったと言われています。それを反映してか、貸本マンガの多くは当時の若者が興味を持っていた題材が好まれて登場しており、そこに大衆文化が見えてくるのです。
*このサイト内の情報については僕のうろ覚えな拙い知識によって構成されており、記憶違いによる間違った情報を載せている事もあるかもしれません。
そんな時は「思い違いも芸のうち(C)唐沢なをき」と思って、ご立腹なされずに笑ってご指摘頂けると嬉しいです。どうぞヨロシクお願いします!
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