浮世絵 曽我物語
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 曽我物語 

 曽我物語は鎌倉時代の建久4年(1193)に源頼朝が催した富士の巻狩りで実際に起きた敵討ち事件を題材とした物語。曽我十郎祐成と曽我五郎時政の兄弟が父の敵である工藤祐経を討ちとるまでの17年間の艱難辛苦を書き綴ったもの。この事件は「吾妻鏡」にも記載がある。とはいえ吾妻鏡に記載されたのも事件後100年ほど経過してからで、物語の内容には多くの伝承があり、全てが史実であるとは言い難い。もともとこの話を広めたのは物語にも登場する”虎御前”こと”虎女”とされ、南北朝時代から室町・戦国時代を通して巫女やごぜによる口伝によって継承されたとされる。
 現在伝わる物語本はいずれも作者や成立時期は不明で「真名本系」と「仮名本系」の2つに大別され、真名本系は10巻、仮名本系は12巻で構成。版本は慶長10年(1605)に刊行された「仮名本系」のものが最初とされています。

 
江戸時代になり、能や人形浄瑠璃、歌舞伎で上演され、特に延宝4年(1676)に初代市川団十郎が「寿曾我対面」を初演し、ここで演じた曽我五郎が大当たりし、以降初春狂言には「曽我もの」が上演される習慣となるほどの人気を得る。また、江戸時代を通して各種の版本が刊行され、一枚刷りの浮世絵にもしばしば描かれている。とはいえその内容は様々で、曽我物語の一部を切り取り、あるいは当世風にアレンジし、なかには曽我物語の本筋とはかけ離れていても敵討ち(その過程も含めて)であれば「曽我」のタイトルを付した作品も現れる。従ってここに掲載した「曽我物語」や「曽我もの」の内容は多様です。内容を吟味せず作品のタイトルに「曽我」を付したものであれば掲載しています。また黒本、黄表紙などは修復本も多く、本来のタイトルとは違っていることもあると思われます。


 絵本 曽我物語(正保版)    出版年 正保3年(1646)  版元 安田七兵衛 
 掲載本は慶長10年(1605)に刊行された「仮名本系」絵入本の覆刻版。丹、緑、黄、紫の手彩色の「丹緑本」で194図の絵が挿入されているが掲載本は2図が欠落。挿絵を描いた絵師の名は不明。全12巻

 絵本 曽我物語(寛文版)   出版年 寛文3年(1663)  版元 山本長兵衛
 仮名本系 全12巻 彩色なし。


 絵本 元禄曽我物語

 作:都の錦
 絵: 
 出版年 元禄15年(1702)  版元 舛屋五郎右衛門 他
 東海道敵討 

 絵本 曽我の矢の根

 作・絵:富川房信
 
 出版年 明和5年(1768)  版元  

 絵本 龍宮曽我物語

 作・絵:富川房信
 
 出版年 明和8年(1771)  版元 松村弥兵衛 

 絵本 珍献立曽我

 作:朋誠堂喜三二
 絵:恋川春町  
 出版年 安永6年(1777)  版元 鱗形屋孫兵衛 

 絵本 三幅対紫曽我

 作:
 絵:恋川春町 
 「恋川春町」のページに掲載
 出版年 安永7年(1778)  版元 鱗形屋孫兵衛 

 絵本 今昔曽我之面影

 作:可笑
 絵:恋川春町 
 出版年 安永8年(1779)  版元 

 絵本 艶模様曽我雛形

 作:
 絵:北尾政演  
 出版年 安永9年(1780)  版元 松村 

 絵本 時花兮鶸茶曽我

 作:芝全交
 絵:北尾重政
 「芝全交」のページに掲載
 出版年 安永9年(1780)  版元 鶴屋喜右衛門

 絵本 染直鳶色曽我 

 作:朋誠堂喜三二
 絵:恋川春町
 「朋誠堂喜三二」のページに掲載
 出版年 天明2年(1782)  版元 鱗形屋 

 絵本 恒例形間違曽我

 作:朋誠堂喜三治二
 絵:北尾重政 
 「北尾重政」のページに掲載
 出版年 天明2年(1782)  版元 蔦屋重三郎 

 絵本 悪抜正直曽我

 作・絵:恋川春町
 
 出版年 天明3年(1783)  版元 鱗形屋孫兵衛 

 絵本 諸事世話無曽我

 作:市場通笑
 絵:北尾政美 
 「市場通笑」のページに掲載
 出版年 天明4年(1784)  版元 

 絵本 今渡唐織曽我

 作:恋川行町
 絵:北尾政義  
 出版年 天明7年(1787)  版元 西村屋与八  

 絵本 朝比奈茶番曽我

 作:桜川慈悲成
 絵: 
 出版年 寛政5年(1793)  版元 西村屋与八 

 絵本 皐下旬虫干曽我

 作:山東京伝
 絵: 
 出版年 寛政5年(1793)  版元 鶴屋 

 絵本 年寄之冷水曽我

 作:芝全交
 絵:歌川豊国   
 出版年 寛政5年(1793)  版元 和泉屋市兵衛 

 絵本 富士色板絞曽我

 作:南仙笑楚満人
 絵:歌川豊国  
 出版年 寛政9年(1797)  版元 和泉屋市兵衛 

 絵本 曽我物語嘘実録

 作:三和戯作
 絵:北尾重政 
 出版年 寛政10年(1798)  版元 蔦屋重三郎 

 絵本 無雑作行形曽我

 作:南仙笑楚満人
 絵:歌川豊国
 「南仙笑楚満人」のページに掲載
 出版年 寛政11年(1799)  版元

 絵本 大仕掛三界曽我

 作:鹿杖山人
 絵:歌川豊国 
 出版年 寛政年間  版元 

 絵本 曽我物語 

 作:山東京伝
 絵:北尾政演
 出版年   版元 松村
 挿絵は北尾政演(山東京伝の画号)。山東京伝は戯作者として有名だが、北尾重政に浮世絵を学び多くの挿絵を描いている。 

 絵本 富士日記曽我社

 作:面徳斎夫成
 絵:勝川春亭  
 出版年 文化2年(1805)  版元 榎本 

 絵本 魁曽我筆之命毛

 作:益亭三友・鳳凰軒
 絵:歌川国丸 
 出版年 文化10年(1813)  版元 西村新六 

 絵本 女曽我兄弟鏡

 作・絵:歌川国信
  
 出版年 文化13年(1816)  版元 森屋治兵衛 

 絵本 蝶鵆曽我俤

 作:山東京伝
 絵:歌川国貞・国直・国芳 
 出版年 文化13年(1816)  版元 河内屋源七 

 絵本 曽我太夫染

 作:柳亭種彦
 絵:歌川国貞  
 「柳亭種彦」のページに掲載
 出版年 文化14年(1817)  版元 

 絵本 曽我祭東鑑

 作:鶴屋南北
 絵:歌川国貞 
 出版年 文政7年(1824)  版元 丸屋文右衛門 

 絵本 扇富士曽我物語

 作:市川団十郎
 絵:歌川豊国 
 出版年 文政11年(1828)  版元 岩戸屋喜三郎 

 絵本 隅田川鶯音曽我

 作:
 絵:歌川国貞 
 「歌川国貞」のページに掲載
 出版年    版元 蔦屋吉蔵 

 絵本 魁梅枝曽我

 作:十字亭三九
 絵:歌川国安 
 出版年 天保1年(1830)  版元 鶴屋喜右衛門 

 絵本 鶴千年対面曽我

 作:恋川春町(2世)
 絵:歌川豊重(2代目豊国) 
 出版年 天保3年(1832)  版元 和泉屋市兵衛 

 絵本 幼曽我

 作:
 絵: 
 出版年  版元 


 絵本 傾城阿佐間曽我 

 作:
 絵:
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 元禄16年(1703)  版元 ゑそうしや三左衛門
 山村座 芝居絵本 

 絵本 改春曽我

 作:
 絵: 
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 宝永7年(1710)
 森田座 芝居絵本 

 絵本 振分髪初買曽我

 作:
 絵:鳥居清倍 
 「鳥居清倍」のページに掲載
 出版年 享保20年(1735)
 市村座 芝居絵本 

 絵本 劇場花万代曽我

 作:
 絵:勝川春常 
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 天明1年(1781) 
 市村座 芝居絵本

 絵本 江戸花三枡曽我

 作:
 絵:北尾政美 
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 天明3年(1783)
 中村座 芝居絵本 

 絵本 寿万歳曽我

 作:
 絵:勝川春常 
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 天明3年(1783)
 市村座 芝居絵本 

 絵本 初花みます曽我

 作:
 絵: 
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 天明5年(1785)
 中村座 芝居絵本 

 絵本 花入庵初會曽我

 作:
 絵: 
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 天明7年(1787)
 森田座 芝居絵本 

 絵本 若紫江戸子曽我

 作:
 絵: 
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 寛政4年(1792)
 市村座 芝居絵本 

 絵本 若駒のりぞめ曽我

 作:
 絵: 
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 寛政10年(1798)
 中村座 芝居絵本 

 絵本 けいせい優曽我

 作:
 絵: 
 「芝居・歌舞伎」のページに掲載
 出版年 
 桐座  芝居絵本 


 絵本 江戸桜愛敬曽我

 作:
 絵:
 出版年  版元
 浄瑠璃絵尽くし


 絵本 元服曽我 

 作:
 絵:
 出版年 寛永年間  版元
 幸若舞 

 絵本 小袖曽我

 作:
 絵: 
 出版年 寛永年間  版元
 幸若舞 

 絵本 小袖曽我

 作:
 絵: 
 「奈良絵本」のページに掲載
 出版年  版元 
 奈良絵本


 浮世絵 曽我物語図会 

 絵:歌川広重
 出版年 不詳  版元 伊場屋仙三郎
 30枚のシリーズ揃いもの。 

 浮世絵 曽我八景自筆鏡

 絵:三代目豊国・歌川広重
 
 出版年 文久1年(1861)  版元 魚栄 

 浮世絵 曽我ものがたり

 絵:三代目豊国
 
 出版年  版元  

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