RE:GO MAD SCHOOL


突如、消えてしまった様子が変わった生徒達。
残ったのは血生臭い匂いと、肉片と血痕。そして、噛まれることを免れた生徒4人。
そして、残ったの4人はその場に呆然と立ち尽くした。

「何が・・・起こったんだ?」
「わかんない。とりあえず、戻ってみよう?」
「俺は、イチゴが落ち着くまでここで待ってるよ」

Rの介は、草の上にイチゴをそっと寝かすと2人を見ながらそう言った。

「リエ・・・クレタ・・・」

イチゴはまだ、そうつぶやいている。

「・・・わかった。いつ、なにがあるかわからないから気をつけろよ?」
「わかってるって」
「介さん、変なことしちゃだめだよー?」
「しねぇよ!!」

そんなやり取りを3人が行った後、死神とマイは二人で校内の偵察に向かった。


Story.9:PAST.4 視聴覚室


「にしても、ホントになにもないなー」

血まみれの廊下を歩きながら、死神はマイにそう言った。

「そうだねー。・・・でも、なにが起こったんだろう?」
「わからん。ま、なんかの前触れだろうな」

血まみれの廊下に響き渡るのは、二人の足音と二人の話し声。

「うわっ・・・肉が落ちてるよ・・・」

マイはビクッとしたあと、一歩退いた。

「まー、あまりまともに見ないことだなー」

死神は何事も無かったかのように隣を通過していく。

「ガミちゃん、よく平気だね・・・」
「ま、慣れだな」
「慣れって・・・」

マイは苦笑いしながら死神の後ろをくっついて行く。

「ガミちゃんの家って精肉店かなにかだったの?」
「いや、違うよ」

死神はそっけなく答え、さらに歩き続ける。

「慣れって、なんで慣れたの?」
「色々あってな」
「教えてよー」

そういってくる前に、「教えない」と言おうとした死神だったが、後ろから何か殺気を感じた。
「コーホーコーホー」と謎の息まで聞こえてきそうな殺気。
ちょっと後ろを見てみると、殺気だったマイが後ろに居た。

「・・・はぁ、わかったよ」
「わーい、ガミちゃんの過去バナだー!!」
「誰にも話すなよ?」

死神は頭をガリガリ書くと「あれは」と話し始めた。
「うんうん」とマイは楽しそうにうなずくが、死神はなぜか話を止めた。

「・・・ガミちゃん?」

マイが死神の顔を覗き込んだ。

「やっぱ止めた」

死神は話を途中で投げ出した。

「ガーミーちゃーん?」

マイから殺気が放たれる。
が、死神は気にしていない。

「またそのうち話してやるさ。今は話す気分じゃねぇや」

死神は笑いながらそう言った。
マイの顔がは少し膨れている。

「ん・・・?」

そんな一連のやり取りを行った後、死神は何かを察知したように後ろを向いた。

「どうしたの?」

マイが不思議そうな顔で死神にそう聞いた。

「なんかいる。」

死神はそう言うと、刀を構えた。
マイも何かを感じ取ったか、その場で攻撃態勢に入る。

「誰だ・・・?」

死神は静かに、誰もいない廊下に向かってそう言った。
しかし、何も返事が返ってこない。

「思い過ごしなんじゃないの?」

マイが死神にそう言った時だった。
死神とマイの間を何かが横切った。

「なッ・・・」

死神とマイは共に、左右に避ける。

「な・・・なに今の!?」
「何かが横切った・・・」

二人はそのまま立ち尽くしていると、突如「ガタン!!」と廊下の奥から何かが倒れる音が聞こえた。
そして、「ガシャァン」とガラスが割れる音。
おそらく戸が倒れたのだろう。
二人は音のした方を向いた。

「な?なにかいただろ?」
「だね。何もいないと思ったのに・・・」

そのまま体ごと一気に振り返り、戸の倒れた教室に走り始めた。
廊下の奥には教室が一つ。
「視聴覚室」というプレートが掲げられている。

「視聴覚室だね・・・」
「普通の教室と違って広いからな・・・何かがあってもおかしくない。」
「それにまだ調べてない!!」

二人は視聴覚室の前に着いた。
そして、そのまま視聴覚室に走りこむ。
死神は倒れた戸のほうから入り、マイはまだ残っている戸を蹴り飛ばして視聴覚室に入る。
マイの蹴り飛ばした戸が壁に当たった。
マイは「ザザザザ」と滑りながら、床に着地する。
そしてそのまま、死神はマイの背中に回り、二人で背中合わせになりながら攻撃態勢に入る。

「確実に何かいるな・・・」
「みたいだね・・・」

二人は神経を研ぎ澄ませる。
と、突然物陰から何かが死神めがけ飛び出してきた。

「ッ!!」

死神は即座に飛び出してきたものに反応し、刀で斬った。
そして、斬られたモノが二人の両脇に「ゴトン」と転がった。

「コレ・・・」

二人が呆然とした。

「手・・・だよね?」

二人の両脇に落ちたものは、死神により真っ二つに切られた手だった。
そして、それに続いてさらに何かが飛んできた。
そして、全て飛んできたときに悲劇は起きた。


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