RE:GO MAD SCHOOL


あれだけ激しく鳴っていた雷音も、雨も、いつの間にか止んでいた。
死殺中校内がどんどんと断末魔と、「あー」と言ううなり声で支配されていく。
校内はまさにゾンビ映画さながらの光景だ。
和丸、マイ、TOカサ、死神は職員室に篭城している。
もちろん、他の教師も。

「畜生、なんなんだよこの状況」
「映画さながらのシチュエーションだな」
「ゾンビってホントにいたんだねー」
「どうするよ?」

4人はイスに座り、お茶をすすり煎餅を食べながらそんな会議をしていた。

「ま、介さんとかユウとか3姉妹がなんとかするでしょ」

和丸が「ズズー」とお茶をすすりながらそう発言した。

「あ、おえおおおあえ。(ま、それもそうだね)」

マイが口いっぱいに煎餅をほおばりながらそう言った。
聞き取りにくいが。

「でも、12時になってもあいつらが来なかった場合、強行突破な」

死神は片手にお茶、片手に煎餅を持っている。

「つかもう強行突破でよくね?」

TOカサがそう言った。

「じゃあ、職員室内の煎餅が全部なくなったら強行突破で」
「いや、茶葉が無くなった時点で強行突破をするべきだろ」

4人は職員室の中であーだこーだとくだらない言い争いをしている。


Story.7:PAST.2 仲間の欠損


なにも知らずに登校してくる生徒が5人。
女生徒が3人と、男子生徒が2人。

「なー、イチゴォ。今日の授業なんだっけ?」
「ちょっとRさん!!私達の姉に気安く話しかけないでください!!」
「そうですそうです!!話しかけないでください!!」
「えーっと、たしか今日は体育と数学と国語と・・・」

最初に話しかけた生徒の名前はRの介。
そして、それに続いてなぜか反論したのがクレタとリエ。
双子だ。
そして、最後がイチゴ。

「面倒だよね・・」

かなりテンションが低い生徒の名前がユウ。
こいつは数学と国語が嫌いだ。

「それより・・・なんか学校のほう騒がしくないか?」

Rの介が騒ぎにいち早く気がついた。
イチゴが耳を澄ませる。

「・・・ホントだ。なんか断末魔が聞こえる・・・」
「走っていってみるか?」

ユウが4人に聞いた。

「だな。これは尋常じゃないぞ」

Rの介はそう答えると、すぐに走り出した。

「ちょっ・・・介さん!!」
「まって、お姉ちゃん〜〜!!」
「まって、お姉ちゃん〜〜!!」

イチゴがRの介を追いかけたあと、同じセリフを言って、リエとクレタはイチゴを追いかけた。

「先に行くなよ、お前ら〜〜!!」

そしてさらに、ユウが4人を追いかけた。



「なんだ、これ・・・」

5人が見たのは地獄絵図。
生徒が生徒に噛み付き噛み千切る光景。

「なにが起こってるんだよ・・・」

ユウがそうつぶやいた、その時。

「・・・キャッ!!」

噛まれた生徒がリエに噛み付いた。

「リエ!?」
「この野郎ッ!!」

ユウがリエに噛み付いた生徒を蹴り飛ばす。
クレタがすぐにリエのそばに駆け寄る。

「大丈夫?リエ・・・」

クレタはリエを抱えた。

「あっ・・・ハッ・・・」

リエの体がビクンビクンと痙攣した。
そして、リエが動かなくなる。

「うそっ・・・?」

クレタがそう言った瞬間、リエが動いた。

「リエ・・」
「離れなさい、クレタ!!」

イチゴがクレタにそう言った。
しかし、時既に遅し。
動いたリエが今度はクレタに噛み付いた。

「・・・キャッ!!」

クレタはリエと同じ反応をした。
そして、クレタの体が痙攣を始める。

「クレタ!!」

イチゴがクレタに駆け寄る。
そして、既に別人となったリエを払いのける。

「あっ・・・ハッ・・・」

しかし、リエとは違う点があった。

「さっきと・・・違う?」

クレタの体が膨張を始めた。

「クレタ・・・?」
「なっ・・・まさか・・・」

Rの介は何かを悟ると、イチゴに駆け寄る。
そして、イチゴを抱きかかえた。

「ちょっ・・・介さん!!」
「すぐにここから離れるぞ!!」

Rの介はすぐに、クレタから遠ざかった。

「ユウ!!急いで離れろ!!」
「・・・あ?」

鈍感なユウ。
クレタが膨張してきていることに気がついていない。

「いやっ・・・クレタ・・・リエ・・・!!」

そして、クレタはその場で破裂し、音も出さず、チリとなりその場から消えた。

「ッッ・・・!!!クレタあああああああ!!!」

イチゴは大声で叫んだ。
それが起こった直後、クレタがいた場所に黒い靄が出てきた。

「コイツハ・・・アワナカッタ・・・」

靄はそう言うと、ユウのほうに向かっていった。

「やべぇ・・・逃げろ、ユウ!!」
「あ・・・?」

ユウは、黒い靄に気がついていない。
黒い靄は、ユウ所へ行き口からの体内へと入り込んだ。
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