RE:GO MAD SCHOOL

静かな海上に風が吹いた。
風は海面を揺らし、波を作る。
風に煽られ動き出した船は、波を受け加速を始める。

Story.3:屋上

屋上に居るのは3人。
・・・と、影から3人を見ている1人。
合計4人。
屋上で話をしているのはイチゴ、Rの介、死神。
影から見ているのはマイ。

「なんであんな嘘ついたの?マジで泣きたかったし・・・」

イチゴは両手のひらで顔を隠し、二人にそういった。

「なんでって・・・なぁ?」
「あぁ、学校じゃ俺ら、苛められキャラだし。」

教室での性格とは似ても似つかない言動で二人は答えた。

「・・・だからって、嘘つかなくてもいいじゃない?」
「アイツラに俺らの存在がバレたら面倒だろう?」

イチゴの問いに、死神がそう答えた。
死神はガリガリと頭を掻いている。

「それに・・・しーくんってなんだよ、介さん・・!!」

イチゴは笑いをこらえながらそう言った。

「ホモか?君達ホモか?」

顔の次は笑いそうな口元を押さえてそう問いかける。

「えー。苛められキャラ二人組っぽいべ?」
「いーや、あれじゃあただのホモだ。」

Rの介の返答に、イチゴが鋭い指摘をする。
その指摘に、Rの介はずーんと沈んだ。

「ま、目立たないからいいだろ?目立ったらアイツらに見つかりそうだしな・・・」
「・・・・」

イチゴは無言で俯いた。
そして、正面に向きなおす。

「がみちゃん、まだあのこと引きずってるの?」
「・・・・・」

今度は死神が無言で俯く。

「別に」

顔をあげ、イチゴの方を見ないで死神はそういった。

「・・・・」

死神は無言。
そしてイチゴは頭を一回掻くと、再び口を開いた。

「で、一体なんの用事?」
「・・・あぁ」

死神はハッと思い出したように、話し始めた。

「あまり目立った行動はするな。ヤツらに感づかれる可能性が高くなる」
「なるほど・・・それで、あんな芝居を?」
「まぁね」

横からRの介が入ってきた。

(・・・芝居?)

影から見ているマイが疑問を持った。

「ま、そういうことなら私も芝居するよ」
「悪いな」

その会話が終了した時に、授業開始5分前のチャイムが鳴った。

「よし、じゃあ授業行くか」
「だな」
「はいよぉ」
(・・・やばっ)

3人が階段に向かってくると、マイは急いで教室に戻っていった。
そして、3人も教室に戻った。

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