Another GMS〜UNIT of WAR〜

第2話:ROSE TIME

何はともあれ、職員室の前に到着した3人。
そして、職員室のドアを少し開けて中の様子を伺う。


「いるんだろ?この学校に。元精鋭団が3人よ?」

銃を持った男が5人、3人の教師に銃をつきつけている。

「何のことだ?精鋭団なんてしらない・・・」
「とぼけるんじゃねェよ」

一発の銃声がその場に響き渡る。

「ぐあァァァァ!!」

教師が足から血を流し、足を押さえ悶えている。

「わかってんだよ、精鋭団のヤツらがここにいるってコトはよ」


「あいつら・・・俺らを・・・」

死神が小声でそういった。
そんな死神の上で、和丸がぼそりといった。

「あー、あの男、あのまま山上先生殺ってくんねーかなー」
「ちょっ・・・アンタ何恐ろしいこと言ってんの!?」
「いや、俺さァ。山上のヤツに5千円借りてんだよ」
「山上先生の命は5千円以下デスか」
「まァな」



職員室の扉がガタガタと音を立てて揺れた。

「・・・?」

中にいるヤツの一人がそれに気がつき、職員室の扉を開けた。


扉の向こうには死神とマイと和丸。

「こ・・・こんにちは〜」
「いたぞォォォ!!」

扉を開けた男が叫んだ。

「ちっ・・・」

和丸は男に一発、蹴りを入れると銃を奪い、構えた。

「先生・・・」

死神はそう一言呟いた。次の瞬間。

「死ねェェェェ!!山上ィィィ!!」
「「ちょっと待てェェェェェ!!」」

職員室に立てこもった団体さんを無視して、和丸は山上に向かって発砲を始めた。

「ちょっ・・・和丸先生ェェェェ!?」

山上は物陰に隠れ、銃弾をガードしている。

「お前を殺して借金チャラだァァァァ!!!」
「目的違うでしょ、アンタ!!」

死神が和丸にそういった。

死神の背後に男が一人、回りこんだ。

「死ね」
「・・・チッ」

それに気がついた死神はとっさに机の上にあるカッターを手に取った。
そして、カッターの刃を出した。
男は死神に向かって一発発砲した。
が、死神はそれをジャンプしてかわした。
そして、男の後ろに降り立つ。

「俺を殺ろうなんて100年早いよ」

そのままカッターで男の背中を切り刻んだ。

「あー、やっぱ短刀とかそれに近い刃物は苦手だわぁ」

そういうと、死神はカッターを机の上に置いた。


「・・・チッ、弾切れか」

和丸は銃をその場に捨てると、別のヤツに目をつけた。

「お前、それ貸せ」
「え・・・?」

『ゴッ』という鈍い音と共に和丸の近くにいた男が地面に叩きつけられた。
そして、その男から銃を奪った和丸は山上に向かって発砲を開始した。
しかし、それはすぐに阻止されることになる。

「和丸先生ストォォォップ!!」

マイから和丸へ。
人の贈り物。
マイは近くにいた敵の男を掴むと、和丸に向かって投げつけた。
男は和丸にぶつかり、その場で気絶。
和丸も気絶。

「と・・・止まった・・・・」

そして、残り一人。
主犯と思われる男が残っていた。

「あとはアンタ一人だ。」
「ククッ・・・面白いねぇ。最高だ。」

男はそういうと、職員室の窓に手をかけた。

「今日はもう引くことにする。面白いモン見れたしねィ・・・」
「待てよ」

死神がその男に話しかける。

「アンタの目的は何だ?」
「俺の目的?」
「そ、目的。」

隣からマイがズイッと出てきた。

「ホントはあんたら3人を殺せって命令が出てたんだけどねィ。俺一人じゃ無理だから逃げさせてもらうよ」

そして、男は窓のレールに足をかける。

「・・・主犯は?」
「『ROSE TIME』」

男はそう一言言い残すと、職員室から一瞬にして消えた。

「・・・・」
「また・・・戦いの日々が始まりそうだね」
「・・・あぁ」

死神とマイは、職員室の窓を見たまま、そう話していた。


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