GMS番外編


〜授業の忍術その3:ゴキブリと忍者は紙一重〜


「じゃー、まず歩行走行方法だ!!」
「ほこーそーこー!!」

ユウが目をキラキラさせながらNINに向かってそう叫ぶ。
TOカサは、嫌な予感を感じながらNINを見ている。

「この歩行走行方法は忍者にとっては必要不可欠だ。まず、俺がお手本を見せる」

そういうと、NINは教室の床にベタッと這い蹲った。
そして・・・

「みよ!!これが忍者の歩行走行方法、『ゴキブリ歩走行法』だ!!」

NINは両手両足をガサガサと動かしながら、地面を動いている。
そして、何気に早い。
そう、見た目はまるで・・・

(ゴキブリだ・・・巨大なゴキブリがココにいる・・・)

TOカサはNINを見ながらそう考えた。

(かっこいい!!かっこいいぜ、NIN師匠!!)

そして、ユウはTOカサとは正反対のことを考えていた。

「よし、やってみろ」
「できるかァァ!」
「やります!!」

どっちがどっちの声だかわかるだろう・・・

「よし、まずはユウ、やってみろ」
「はい!!」

そう勢いよく返事をすると、ユウは床にベタッと這い蹲り、NINと同じような行動を始めた。
無論、『ガサガサガサッ』という効果音つきである。

「よしよし、初めてにしてはなかなかいいできだぞ」
「ホントですか!?ありがとうございます!!!」

ユウは泣きながらNINの手を握る。
そして、次はTOカサの番。

「次、TOカサ。」
「・・・ホントにやるんですか?」
「ホントにやるんだよ」
「がんばれ!!TOカサ!!」

ユウはTOカサを応援している。
そして、NINはTOカサをジッと見ている。

「・・・・」

そして、TOカサは覚悟を決めたように床に這いつくばった。
そして、ガサガサと床を走り始める。

「んー・・・まだまだだな・・・」
(やべぇ・・・もう無理だ、この授業・・・)

TOカサの実技が終わったとき、終了のチャイムが学校内に響き渡る。

「っと、時間だな」

NINはそういうと、びしっと垂直に立った。

「じゃー、今日の授業はこれまで!!また明日あるからな〜」
「ありがとうございました!!!」

ユウは礼儀正しく、NINに挨拶をする。

「ありがとございました・・・・」

TOカサは超テンション低くNINに挨拶をした。

「じゃ、また明日な〜!!」

そして、ユウとTOカサは忍者服(?)から着替えると、その教室から出て行った。
そして、その日はしばらくTOカサから負のオーラが漂っていたそうな。


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