ヒップホップイングリッシュでは、「多読法」という英語の勉強方法をとりいれています。「多読法」とはひとことで言えば、「やさしい英語の本をたくさん読む」ということです。ORTのステージ1のような、ほとんど字のない絵本から始めて、辞書を引かずに読めるような、やさしい英語で書かれた本をたくさん読んでいく勉強法です。

多読法には以下の3原則があります。

 1、辞書は引かない                                        2、わからない部分は飛ばす                                   3、その本がわからなくて、つまらないと感じたら読むのをやめる

です。多読法による勉強を続けるにはこの3原則を守ることが大切です。      英語読書を長くつづけていくためには何よりも、ストーリーを楽しむことが必要だからです。                                              単語がわからなくてストーリーを楽しむことができるのか?と疑問に思われるかもしれませんが、子どもの頃の読書を思い出してみてください。少し難しい、知らない言葉がいくつか出てきたとしても、全体の物語を楽しむのにさほど支障はなかったでしょう。英語の本も同じように、知らない単語が出てきても、意味を推測しながら読み進むことができます。

 

まずは左から右へと読み進む、英語の語順になれることが必要です。学校の英語の授業中、教科書を訳しなさいといわれたとします。                     例えば、Mike ate the apple that his mother bought yesterday. という文だと、関係代名詞 that の後ろから訳して、「マイクはお母さんが昨日買ったりんごを食べた。」となります。でも、読むときには頭の中では Mike ateと見た時点で、「マイクは食べたんだ」と理解し、次に何を食べたのかが出てくることを期待しています。次のappleの後に that が出てきたことによって、「これはそのりんごがどんなりんごかの説明が書いてあるんだ」ということが予想されます。                   英語を母国語とする人たちが英文を読むときは、このように左から右へと目の進め方と同時に理解します。ところが、私たちが読むときに、どうしても癖で後ろ(右)から前(左)へと訳す作業をしようとしてしまうのです。そんなことをしていると、読むスピードは遅くなり、楽しくありません。

 

上で例にあげた英文は関係代名詞が出てくるので、かなり難しい文です。これよりもっと単純で簡単な英文、例えば I like dogs.  I have a dog. などの文がたくさんでてくる絵本を多く読むことで、自然と左から右へと読んで理解する癖がついてきます。私はこれを「英語のスイッチ」とよんでいます。                      私も普段日本語の中で生活し、日本語で考えているので、英文を読むと、最初は違和感を感じます。でも少し本を読み進めていくと、ある時点で脳のスイッチが英語モードに切り替わる感じがするのです。すると、英文はすんなりと頭に入ってきます。全く日本語に訳すことなく、英語そのものでストーリーの展開を追っているのです。

教室では、たくさんの英語の本を用意しています。                        本を選ぶときには、SSS英語学習研究会の出しているお勧めの本のリストを参考にしています。また、多読の励みになるように「読書記録手帳」というものに読書の記録をつけます。これは読んだ本のタイトルと語数を記入するものです。語数の合計が100万語になるのをひとつの目標にします。

「多読法」の第一人者である、酒井邦秀先生(電気通信大学准教授)の口癖が「がんばっちゃだめ!」であるように、とにかく楽しく読むことが一番です!これはBBカードの「とにかく遊ぶ」という姿勢、そしてBBカードの開発者である難波先生の考え「いいかげんが、いい加減」にも共通しています。                     私には高校生の息子がいます。中学のときはさほど英語は難しくなかったようですが、今は英語で非常に苦労しています。彼は「多読」をやっていませんでした!  高校になると、英語は格段に難しくなります。それは覚えなければいけない単語や熟語の数が増え、長文読解の問題も増えてくるからです。               「多読法」を続けていれば語彙は格段に増えます。そして何よりも長文を読むのが早くなります。「英語のスイッチ」を手に入れてしまえば、大学受験だって恐いものはありません!                                            たくさんの子ども、いや大人の人にも英語読書の楽しみを知ってもらい、楽しんでもらいたいと願っています。                                                        

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