クレジットカードと所有権


所有権は強い対抗力を持つ権利で、物に対して自由に処分したり譲渡したりできます。公共の利益によって一部制限されることはありますが、それ以外の場合は所有権に対抗できる権利はないと言っていいでしょう。これに対して使用権は物を利用するだけの権利で処分や譲渡はできませんが、見かけ上は所有権と区別が付きにくいため、しばしば正当な権利がないにもかかわらず第三者の所有物を処分するトラブルが発生します。

クレジットカードの場合はクレジットカード本体とクレジットカードで購入した商品の返済が終了するまではその商品の所有権はクレジットカード会社にあります。従ってクレジットカード会員規約でもクレジットカードの譲渡や転貸、購入商品は支払完了まで譲渡することを禁じています。これに違反した場合は会員規約違反となります。

具体的にはクレジットカードを第三者に貸したり譲ったりすることは禁じられ、その結果生じた請求は誰が利用してもカード会員に支払う義務があります。またショッピング枠の現金化のように商品をすぐに転売することや、換金性の高い商品を換金目的で売却することも会員規約違反になります。

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